ロボットのような同僚

アンケート調査の自由回答欄のコメントを実名で掲載していいかの確認の電話を同僚がかけているのを聞いていたら、「載せていいですか?」というあいまいな聞き方をしていたので、「もう一度名前を載せていいか確認したほうがいい」とアドバイスした。

確認する理由が分からないまま、「『載せていいですか』と聞いてください」と上司に言われたので、「載せていいですか?」と聞いていたらしい。

僕なら「どうしてこんな作業が必要なんだろう?」とまず考え、それでもわからない時には誰かに聞くけど、全ての仕事をロボットのように、言われたことを言われたままにこなす同僚にはそういう発想がないらしい。

これからAIやロボットが進化すると、それらに取って代わられる人は必要なくなる。そうではなく、自発的に疑問を持ったり、何かを生み出したりできる人材を育てる。それが新学習指導要領の狙いであり、今後の教育のあり方だろう。さて、思惑通りに行くかどうか。